イベントレポート
音楽家おおしまたくろうとスケートボードで奏でる港の音
スケボーひとつで街の景色が変わる
自作の楽器を制作するおおしまたくろうさんと「滑琴(かっきん)」を用いて港まちをぐるぐると散歩する企画。滑琴はおおしまさんの制作した楽器でスケートボードの裏側にギターの弦が張られ背負ったアンプから道の凸凹に弦が呼応したノイズのような電子音を響かせながら滑走するものです。今回は港まちポットラックビル周辺の通常6分程度の道程を20分ほどかけて気になる場所や面白いものを探して地図にメモしながら街を歩きました。街歩きでは同じ場所を繰り返し歩き、おおしまさんはそれを「DJがターンテーブルをスクラッチするようにぐるぐると周り、場所への精度を上げていく」と言い、何度か通ることで街の景色が変わって見えていきました。
滑琴を使うことも念頭に置きながら「猫よけの高周波を聞く」「公園のサインに礼をする」「室外機の音の変化を感じる」など思いも寄らない街を楽しむアイデアが生まれました。
一枚の地図を楽譜にする
たくさんのアイデアメモからいくつか選んでひとつの地図に統合させました。指示する地点を結んでルートを作成したものを楽譜として使用し、最後に参加者全員で滑奏(=滑琴を用いた演奏のこと)を行いました。
開催概要
△: 魅力的でにぎやか港まちに集う (1)地域の特色を活かしたにぎわいづくり
みなと A GO GO ! 04 音楽家おおしまたくろうとスケートボードで奏でる港の音
日時|3月13日(土) 13:00~16:00
会場|港まちポットラックビル
参加者|5人
講師|おおしまたくろう