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イベントレポート

みなと A GO GO! 05

カメラオブスキュラで港まちの風景をのぞいてみよう! 
 

  カメラオブスキュラってどんなもの?



 ポテトチップスの筒を見せてくれた講師の藤井昌美さん。息子さんの今日のおやつでもあるこの筒をのぞいてみると、逆さに映った室内が見えました。これがカメラオブスキュラ。カメラの原始的な仕組みです。
箱にレンズとトレーシングペーパーを取り付けると、レンズを通った光がトレーシングペーパーに像を結びます…と言葉にしてもなんだかいまいちピンときません。参加者7名のうち2名は小学生!それならまずはと巨大カメラオブスキュラを体験します。港まちポットラックビル入口の窓ガラスに設置した1.3m四方の黒い箱にも向こう側の景色が逆さに映ります。ピントが合うのはどこだろうかと動き回って試していると、なんだかちょっと分かった気がする。それぞれが持ち寄った箱を使ってカメラオブスキュラ作りがスタートしました。

  
   

  覗くと見えるいつもとちがう街



 レゴやガンダム、スマホの空き箱などそれぞれに合わせた焦点距離のレンズをはめるのに苦戦しながらも、出来上がるとこの箱が世界に一つしかないカメラオブスキュラとしてみなさん急に愛着が湧いてきたようです。それぞれ自分のカメラオブスキュラとデジタルカメラを持って港まちに繰り出します。電光掲示板や、刻一刻と変わっていく空など、像を保っていられないアナログなカメラを、人類の叡知デジタルなカメラで撮影して印刷し、作者自身が冊子を手作りするのが今回のミソでもありました。 そんなニッチな楽しみ方ができたのも藤井さんがカメラの歴史について複製技術の流れをレクチャーしてくださったから。カメラオブスキュラってどんなもの?からはじまった今回のみなと A GO GO!は、座学と体験どちらからも楽しめる企画となりました。




 



開催概要

日 時|11/20(土)13:30 - 16:30
集 合|港まちポットラックビル周辺
ホスト|藤井昌美
定 員|6名
参加費|500円(飲み物付き)
持ち物|空箱(蓋つきの高さのある箱。蓋と本体の高さあわせて 7.5cm以上*スマホの空き箱のようなものを想像ください)、カメラまたはスマホ
 

  WEBページ
05「写真家 藤井昌美」とカメラオブスキュラで港まちの風景をのぞいてみよう!