魅力的でにぎやかな港まちに集う

イベントレポート

3F展覧会|Punk!

PUNK! The Revolution of Everyday Life Nagoya 
パンク!日常生活の革命 名古屋

  パンクの生き方に学ぶ



2021年より国内5ヶ所を巡回し、各地で大変好評を博してきた「Punk! The Revolution of Everyday Life」展を開催しました。
パンクは一般的に騒がしい音楽に派手なファッション、暴れる観客といったイメージを持たれることが殆どですが、この系譜を辿るとみえてくるのが「相互扶助」「積極的自由」「自主管理」「D.I.Y(Do It Yourself=自分のことは自分でやる) 」など、他者および自己への倫理といった原理の通底です。また、助け合い、より高い社会価値の実現に向け自分達で行動し、社会形成をしていく点においてまちづくりにも通じる精神性があります。現代美術とロックから派生したパンクは、音楽活動のみならず、独自の倫理的実践を通して社会に影響を与え、多様性といった人間性の回復をもたらしてきました。本展では、パンクがこれまでさまざまな社会問題に取り組んできた実践と批評性を捉えることで、現代美術との親和性、さらにはその相乗性について検討します。諸問題を抱える現代の日常生活に対してパンクがどのように音楽を通じて自律空間を形成しているのか、さらにはそれがどのような意味を持つのか、また日常生活のヒントになることを期待し、改めて振り返りました。
今回は名古屋展として、新たな展示パートを追加し、会期中にはキュレーターズトークをはじめ、ゲストを招いたトークイベントも開催しました。


  

  
写真|藤井昌美(展示記録)、MAT, Nagoya
 



開催概要

△:魅力的でにぎやかな港まちに集う (2)アート&音楽を活用したまちづくり

3F展覧会 | Punk! The Revolution of Everyday Life

会 期|2022年8月26日(金)〜11月12日(土)(52日間)
会 場|港まちポットラックビル3F
来場者|
延べ1,917
出展アーティスト|カール・クラウス、アルフレッド・ジャリ、ダダ、レトリスム、シチュアシオニスト・インターナショナル、ブラックマスク&アップ・アゲインスト・ザ・ウォール・マザーファッカー、Black Mask&Up Against the Wall Motherfucker、キング・モブ、クラス、ライオット・ガール、クィアコア、アフロパンク、インドネシアン・パンク、ミャンマー・パンク、橋の下世界音楽祭
企 画|Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, nagoya]

  WEBページ
Punk! The Revolution of Everyday Life