
イベントレポート
リアルな声を聞いてみる
港まちに暮らす人の個人的なお話を収集するアーカイブプロジェクトの第5弾。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け発令された緊急事態宣言下において、港まちの人は何を思い、どのように生活しているのか。メディアやデータだけに頼るのではなく、街の人々のリアルな声に耳を傾けてみよう、そんな想いで始めたコロナに関するインタビューを展示しました。お話を伺ったのは、小学生から99歳までのおよそ40名の方々。
さまざまな立場からの意見を俯瞰してみることで、本当に多様な考えがあるのだということを実感するとともに、混乱した状況の中でもたくましく日々を生きる人々の言葉から、これからの社会を考える機会となりました。
写真:三浦知也
子どもだって考えてる!
また、会期中には、小学5年生5名に集まってもらい、コロナ禍について思うこと、臨時休校について話し合いました。5年生たちからは、大人が臨時休校などの措置を子供の意見も聞かずに決めてしまったことについて、「子供だって考えてるのに!」「大人は1人で決めちゃうから問題が起きる」などの意見があり、子供も日々変わっていく状況を感じ取り、考えを巡らせているようでした。確かな正解がわからない状況においては、子供も大人も一緒になって考えるという経験を重ね、「自分で考える力」を育てていく必要がありそうです。
開催概要
□: みんなと港まちを創る(3)人づくりを軸にした協働まちづくり
み(ん)なとまちをつくるアーカイブプロジェクト vol.5 まちを残す│people talk about what they do
期間|令和2年6月27日(土)〜10月3日(土)(67日間)
会場|港まちポットラックビル
来場者|1513人
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