魅力的でにぎやかな港まちに集う

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アートとコモンのテーブル

Minatomachi POTLUCK BUILDINGでは、「アートとコモンのテーブル」と題したプロジェクトを行います。
2015年からの9年間で港まちでのアートプログラムは、アーティストやさまざまな表現者とともに、展覧会をはじめ、ワークショップやトークなどのイベント、空き家を活用した取り組みなど、数多くのプロジェクトを展開してきました。
「Table(テーブル)」には、「机」だけでなく「料理/テーブルを囲む人々/テーブルにのせる/思考する場」などの意味があります。「Table(テーブル)」という言葉が多様な意味をもつように、アートのプログラムがこのまちのまちづくりのなかでさまざまな意義や表現をもった媒体になりたいと考え、これまで活動を行ってきました。今回は、これまで港まちでの関わりのある作品の展示と大きなテーブルを用意し、ワークショップ、対話、子どもや地域の方、来場者たちが集い、コモン(共有財)について考え、創造する場を作ります。

 

参加アーティスト
青崎伸孝、NEUTRAL COLORS・加納大輔、テライショウタ、長島有里枝、蓮沼昌宏、丸山のどか、宮田明日鹿、ユダ・クスマ・プテラ ほか
 


開催概要
開催日|2024/1/30(火)–3/2(土)
時 間|11:00–19:00(入場は閉館30分前まで)
会 場|港まちポットラックビル3F
休館日|日曜・月曜・祝日
料 金|無料
企 画|Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya]
主 催|港まちづくり協議会
助 成|公益財団法人 朝日新聞文化財団

*新型コロナウイルスの感染状況によっては、変更や中止の可能性があります。
最新情報については、ウェブサイト・SNSでお知らせします。

 

イベント
*プロジェクトやイベントの詳細、その他最新情報などについては、MAT, Nagoyaのウェブサイト内に漸次更新しますので、ご確認ください。イベントによっては、ご予約や参加費が必要な場合があります。
Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya]

 


プロフィール


ニュー・カラー
NEUTRAL COLORS

NEUTRAL COLORSとは、独立した出版社であり、発行する雑誌であり、印刷製本所の名前でもあります。3つは有機的につながります。NEUTRAL COLORSの出版スタイルは、少人数が集まって印刷、製本、流通までを一貫して行うもの。廃棄を前提とした大量商業印刷と少部数のインディペンデントの中間(雑誌で5000部/書籍やアートブックで300〜1000部ほど)、経済的に持続可能な中規模出版モデルを目指します。
neutral-colors.com

 




「MAT, Nagoya Studio Project vol.6」の様子(2020)撮影|三浦知也

加納大輔
Daisuke Kano

グラフィックデザイナー。1992 年生まれ。雑誌「NEUTRAL COLORS」の ADを務めるほか、写真集・作品集のブックデザイン、美術館の展覧 会広報物など、文化・芸術に関わる仕事を中心に活動。2022 年より多摩美術大学版画専攻にて非常勤講師を務める。近年の主な仕事に、塩田千 春『朝、目が覚めると』(ケンジタキギャラリー、2022)、奥誠之『ドゥーリアの舟』(oar press 、2022)など。
daisukekano.com

 




「MAT, Nagoya Studio Project vol.5」の様子(2019)撮影|藤井昌美
蓮沼昌宏
Masahiro Hasunuma
アーティスト、写真家
1981年東京都生まれ、長野県在住。
物語や夢、イメージの自律性などをテーマに、19世紀後半に考案されたフリップ・ブック(パラパラマンガ)の原理で絵が動く装置「キノーラ」を用いたアニメーションや写真、絵画を中心に制作している。
主な展覧会に、「制作、テーブル、道」(長野県立美術館、2023年)、「アートオブリスト2023|消防と走馬灯」(旧消防署共長出張所、愛知、2023年)、「BankART Under35 / Over35 2023」(BankART KAIKO、神奈川、2023年)、「特別的にできない、ファンタジー」(神戸アートビレッジセンター、兵庫、2021年)、「奥能登国際芸術祭2020+」(石川、2021年)、「物語の、準備に、備える。」(富山県美術館、2020年)などがある。
www.hasunuma-masahiro.com
 




「アッセンブリッジ・ナゴヤ2020」での展示の様子(2020)撮影|冨田了平
丸山のどか
Nodoka Maruyama
アーティスト
1992年新潟県生まれ、愛知在住。
ベニヤや角材などの製材された木材を用いて、言葉や風景を表象的に切り取り、立体化する作品を制作。パソコンやスマートフォンなどの液晶画面に流れる情報を「現代の風景」の一部として記号的に取り入れるなど、現実と虚像の間を空間に配置する作品を発表している。
主な個展に「資材館」(YEBISU ART LABO、愛知、2022年)、ファン・デ・ナゴヤ美術展 2019「風景をみる/風景にみる」(市民ギャラリー矢田、愛知、2019年)、グループ展に「味/処」(神奈川県民ホールギャラリー、神奈川、2023年)、「アートサイト名古屋城2023 想像の復元」(名古屋城二之丸庭園、2023年)、「アッセンブリッジ・ナゴヤ2020」(旧・名古屋税関港寮、2020年)などがある。
www.nodokamaruyama.com
 




「名古屋 × ペナン同時開催展:名古屋文化発信局」(名古屋本部)での展示の様子(2021)撮影|藤井昌美
宮田明日鹿
Asuka Miyata
アーティスト
1985年愛知県生まれ、三重県在住。
ニット、テキスタイル、ファッション、手芸、改造した家庭用電子編み機などの技法で作品を制作。自分や他人の記憶を用いて新たな物語を立ち上げ、顧みることなく継承されてきた慣習や風習に疑問を投げかけている。近年では、手芸文化を通して様々なまちの人とコミュニティを形成するプロジェクトを各地で立上げている。おしゃべりしながら編む手を動かし、様々な世代が学び合い、何気ない会話を交わすなかで、見過ごされてきた出来事や家のなかの事柄も社会と密接につながっていることを参加者自身が再認識する作業を試みている。
近年の主な展覧会に「国際芸術祭あいち2022」(愛知、2022年)、「金沢21世紀美術館主催|自治区 金石大野アートプロジェクト『かないわ楽座』」(石川、2021年)、「名古屋×ペナン同時開催展:名古屋文化発信局」(Minatomachi POTLUCK BUILDING、愛知、2021年)などがある。
また手芸部の活動として「港まち手芸部」(愛知、2017年–)の主宰・企画・運営ほか、「せんだまち手芸部」(広島、2023年–)、「有松手芸部」(愛知県有松地区、2022年–)、「金石手芸部」(石川県金石地区、2021年–)、の立ち上げ、その他「出張手芸部」など各地で展開している。
asukamiyata.com